M家とO家のレシピバトン
RecipeBaton of the Ms and Os

「姉から弟夫婦へ、家族への愛が詰まった母の味」

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「弟が結婚するので、家族への愛が詰まった母の味をレシピバトンしたいです」

ご結婚される弟さん夫妻へのプレゼントとして、M家のお姉さんからのご依頼でした。

そのお話をM家のお母様にすると、
「結婚は両家のこと。新婦のO家のお母様のレシピも一緒なら」と、
とても心温まるコメントをいただき、急遽M家とO家、
両家のレシピをバトンすることになりました。
弟さんのために依頼者のM家のお姉さんは2倍奔走することに。

弟さん新郎側M家は、豚の角煮。
弟さんが北陸で一人暮らししていた頃、
SNSに「これこそ故郷の味である」という書き込みを見つけたお母様が
帰京時にお土産に持たせたり、行った時に作り置きをしていたもの。

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おかずによし、つまみによし、アレンジが色々できて、
日持ちもするし冷凍もできるということで弟さんの一人暮らしを支え続けたそうです。
当日は、お姉さんも一緒にキッチンに立って、角煮のバトンを受け取りました。

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新婦さん側は、お祝いの日のケーキ。

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親族の集まりでおめでたいことがあるといつも作られていた、
というものでメッセージ込みで作っていただきました。

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そして迎えた結婚式当日。弟想いのお姉さんによる、
サプライズの本番です。
一緒にバンドをやっている旦那さんとお姉さんのバンドで
お祝いの歌を歌うライブの途中で
「私たちからもう一つプレゼントがあります」
とのコメントから始まるレシピバトンの映像。

と、当日の様子を知っているのも実は、どうしても気になってしまい、
会場にこっそり足を運んでしまったのです…。
ガラス張りの室内を遠目にチラチラと見ていると、
不審がられたのか会場スタッフの方から声をかけられました。

「どうかされましたか?」
「実は…あの映像をお手伝いした者なのです」というと

「どうぞどうぞ中へ!」と、会場に入れていただくことに!
しかし、正式にお招きいただいているわけではないので、
お願いをしてこっそりと、
スタッフさん用の通用口の前からその瞬間に立ち会わせていただきました。

まずは実のお母さんの角煮。昔のことを思い出されたのか、
弟さんが懐かしい顔をされました。親族席も、
思わぬ身内の登場にざわつきます。「あれ美味かったよなー」そんな声も聞こえてきます。
続いてまさかの新婦側のお母様の登場に、新婦さんが驚きます。
依頼者であるお姉さまは、少し、得意げな素敵な笑顔を。
新婦側でご列席の方々も思い出にあるようで、朗らかな空気が会場を包みました。

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映像が終わると、両家のお母様がお二人でパッケージ(DVDとブック)を持って、
新郎新婦のお二人にお渡しします。
結婚式でお母様にスポットが当たる機会はなかなかないので、
これは喜んでいただけました。受け取ると弟さんは、
真っ先にご依頼者であるお姉様の元へ。もう、それを見ることができたので、
上を向きながら鼻を押さえ、スタッフの方にお礼を告げ、会場を後にしました。

弟想いでサプライズ好きのお姉さんとは、
「当日、この角煮とケーキが出せたら」とお話しており、
結局はできなかったのですが、両家にとって顔見せの晴れの日だからこそ、
主役のお二人を育てた味を、みなさんで、というのができたら最高だなと思いました。

素敵なご両家の最良の日に少しでも関わることができ、
ご依頼者であるM家のお姉さまに、心から感謝しています。
ご夫婦はお子様にも恵まれたようですので、
ぜひ、角煮とケーキをレシピバトンしていただけたらと思っています。

※レポート用に再編集しております。

レシピバトンを撮影してみての感想

ご依頼者 M家お姉さま

【レシピバトンとの思い出】

9/17の弟の結婚式には、歌だけじゃなく、
弟夫妻にも、両家にとっても
特別な瞬間をプレゼントしたかったので
ずーっと何ヶ月も悩んでいた。
そんな時にfacebookで
友人がシェアしていたレシピバトン。
(※うちの味を映像とレシピでつなぐサービス)
https://www.facebook.com/recipebaton/

「食べなれたうちの味、
どこにも載っていない、あの味、
受け渡したい人がいる、
受け取っていれば、
いつだって、会える。」

このレシピバトンのメッセージが
グサッときて、これしかない!と。
即申し込みして、
企画者の髙木さんから連絡を頂いたのが始まり。
いろいろ話をした結果、歌う時間を使って、
新郎新婦にサプライズで放映することに。
7月頃から企画が始まり
両家に主旨説明するところからスタート。

当初不安だった両家も次第に理解してくれて、
それぞれお父さんにも了解とってくれて。
最初はチキンカレーかねと母さんと話し、
結果M家は角煮を、O家はケーキになった。
8月下旬の撮影本番では、M家から。
撮影を1日で終わらせるために、
昨晩作ったものまで準備してくれていた。
台所もピカピカに磨いてくれて。
皆で食べた角煮、角煮丼、中華おこわは
変わらぬ我が家のご馳走で、
こんな風に作ってくれていたのを思い出した。

O家では、お父さんがコーヒー淹れてくれて、
ケーキがいいねと言ったのもお父さん。
インタビューには最初緊張されていたけど、
思い出話と共にフルーツケーキを作って頂いた。
その日の夜は何故かM家両親も合流して、
新郎新婦に内緒で大焼肉パーティーしながら、
みんなで余興の替え歌の練習をしたり。

企画者の髙木さんには
本番まで、細やかにやりとりして頂き、
会場機材確認も一緒にして。
前日に完成したのを1人で見たとき、
その完成度に先に泣いてしまうほど。
それくらい素晴らしい作品を
最後までこだわって一緒に作って頂いたのが、
本当に心から嬉しかったなー
披露宴当日は、新郎新婦にも、
両家にも、参加頂いた皆さんにも、
レシピバトンのおかげで
最高のプレゼントをすることができた。

両家母2人からDVDとレシピ本を
新郎新婦に手渡して貰ったあと、
弟が私に握手しにこっちまで来てくれたのが
最高に嬉しかった!
レシピバトンの
髙木さん
一條さん
髙砂さん
渡辺さん
企画から本番までの素晴らしい時間と作品を
一緒につくって頂きありがとうございました!
このレシピバトンの素晴らしさが、
もっと広く伝わって欲しいと切に願います!

<M家新郎さま>
家庭の食により繋がり、
育まれた我々夫婦にとってこの上ないプレゼントでした。
人に注がれた愛情は世代を超えて
引き継がれて行くのだなと、
妻が作ってくれる料理からしみじみ感じています。
とても素敵な企画だと思います。
生み出してくれてありがとうございました。

<O家新婦さま>
レシピバトンは両家のレシピと想いが詰まっていて、
いただいてとっても嬉しかったです。
最高のサプライズでした。
わかり易いDVDとレシピ本をセットにしていただいたので、
是非受け継いで作りたいと思います。
ありがとうございました。

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